兜町カタリスト『櫻井英明』が日経平均株価や株主優待、投資信託、NISAなど幅広く紹介していきます。企業訪問を中心により密着した情報も配信中です。
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「禍福は糾える縄の如し」

6月1日に「禍福は糾える縄の如し 第5次産業革命とバイオ相場。
バイオ関連 稼足銘柄20銘柄」という電子書籍を出しました。

https://www.amazon.co.jp/dp/B071J8JF59/ 

以下はその「はじめに」。

2002年秋。
阪急茨木駅からモノレールに乗り換え大阪大学医学部のある研究室を訪ねた。
日本初のバイオベンチャーとして上昇したアンジェスMGの創業者インタビューが目的だった。
不思議なことに当時はあまり魅力を感じることがなく、取材はそれきり。
以後10年近く訪れることはなかった。
ところが、その後田町の東京本社に取材して改めて同社のポテンシャルを認識したのも事実。
研究は進んでいたのである。
2006年、ナンキャリアというバイオベンチャーを取材した。
患者さんのQOLを高めるために幹部に直接に制がん剤を運ぶという研究に感動した。
しかも資本面では当時まだほとんど話題にもなっていなかった「株主割当増資」を実施。
株価が何回も急騰した記憶が残った
新横浜のメディネットを訪問したのも同じ頃。
点滴を受けている患者さんの姿を見たのが印象に残っている。
数年前の秋。
カイオムバイオという会社を取材した。
パンデミック症候群に対する期待感で株価は一気に20倍以上に暴騰した。
2年間の初夏。
山形県鶴岡市へ飛んだ。
HMTの研究所見学。
何もない畑の真ん中に大きな研究棟。
うつ病のマーカー研究を続けている研究者の姿を見学。
今年になって株価は3倍近く上昇した。
苦節2年というところだろうか。
どの銘柄にも共通していたのは「志」。
患者さんを治し、新たな医学や健康の提供を行うという必死の研究だった。
たぶん株価だけの問題ではない。
しかし患者さんを救うというのは否定できない共通理念だろう。

残念ながらバイオセクターというのは株価的には抱擁か、心中かの苦しい選択の繰り返し。
歓喜と失望の時期がほぼ1年ごとに落とすれるリズムがあるような気がする。
前回バイオ相場があったのは2016年5月までの相場。
あれから1年。
リズムはバイオに巡ってきたように思えるのは気のせいだろうか。
バイオ株を取り巻く環境、そして市場動向を改めて考察してみた。

そして「おわりに」

4月28日に完成した自民党の「経済構造改革に関する特命委員会の最終報告」。
題して「経済構造改革戦略:Strategy5」。
その中の《戦略2》は第4次産業革命の社会実装によるSociety5.0の実現。
「医療・介護革命」を積極的に推進するためにICT、AI、ビッグデータ、ロボット、高度センサーなどの最先端技術を医療・介護の分野において社会実装し、日本の隅々まで質の高い医療・介護サービスが受けられるようにする。
これが骨子である。

(1)人工知能を活用したがん治療・難病治療の実現
(2)「遠隔医療」の社会実装
(3)革新的「創薬」の支援
(4)医師が患者の病歴・薬歴を瞬時に把握できるデータ利用システムの構築
(5)「介護革命」の実践
(6)「医療・介護革命」の推進に向けた「サンドボックス型特区制度」の活用

特に(3)の革新的「創薬」はまさにバイオベンチャーの世界。
国策に沿った動きであるとも言えよう。
「不老長寿」を求めている訳では決してない。
難病、難治疾患で苦しむ患者さんのためにバイオベンチャーは「『志』追求型企業」として日々行動しているのである。
ここを忘れることなく、それでも株式市場に携わるものとして、バイオベンチャーの研究の進展と株価の発達を願わざるを得ないというのが正直な気持ちである。
「日本の医薬品の質と競争力を高めるとともに、日本市場にとどまらず世界を見据えた展開を図ることが」できるよう積極的な推進を図る」。
その延長線上に世界で活躍する日本のバイオという日々がやってくると信じたいものだ。

以下は今朝の場況。

「とんがっていたものが売られ冴えなかったものが買われた」

週明けのNY株式市場は軟調展開。
NYダウは4日ぶりに反落した。
アップルやマイクロソフトなどハイテク株の下落が継続。
「投資家心理を冷やした」との解釈。
VIX(恐怖)指数は11.46%まで上昇した。
先週末に3.87%下落し昨年1月7日以来の下落率を記録していたアップル。
週明けも2.38%安と大幅に3日続落。
アイフォンの販売が懸念されておりみずほ証券などの投資判断引き下げも影響した。
もっとも日足チャートは長い下ヒゲ。
「底入れ感」という指摘もある。
ネットフリックスが4%超の下落。
フェイスブック、アマゾン、アルファベット(グーグル)なども軟調。
週末に6%超の急落を見せたエヌビディアは小幅反発。
イメルトCEO退任を発表したGEやIBMなど値動きが冴えなかった銘柄は逆に堅調展開。
セクター間の巻き戻しのような動きも見られた。
FOMCを控え「低リスク通貨」とされる円は強含み。
ユーロは対ドルで4日ぶりに反発。
金が4日続落しており地政学等リスクは低下している印象。
資金流入が続いてきたIT株と並んで上昇してきたビットコインも急落。
「大きな資金移動の予兆」という声も聞こえる。

週末のNY市場でのFAAMG株急落のあおりを受けた格好で軟調となった週明けの東京。
NYほどITセクターが市場をけん引してきた訳でもないのに不思議な構図となった。
ここまで冴えなかったセクターの自動車や金融がしっかりしてきたのは主役の交代場面なのかも知れない。
昨年も6月を境に主役セクターがガラリと一変したことも市場の記憶には残っていよう。
「中長期の視点では、良い押し目買いのタイミング」という声もある。
時間軸を長くすれば右肩上がりに変化はなかろう。
問題はその長い時間軸を許容し我慢できる投資家がどれだけいるかということ。
せっかちな投資家にとっては、市場の息吹の変化は結構重要なファクターとなる。
225先物大証夜間取引終値は日中比40円安の19820円。
25日移動平均(19835円)は下回った水準。
騰落レシオも96.86%まで低下。
サイコロは4勝8敗で33.3%だ。
空売り比率も37.6%と売り方も戦闘意欲が旺盛ではなさそう。
見極めるべきはFOMCとかフランス選挙などではなく、セクター移動が起きるのかどうかということだろう。

(櫻井)。


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